私のこと

About

書道家 里保

 / Japanese calligrapher Riho

愛知県名古屋市生まれ
書道師範取得
日本習字硬筆教授免許取得
ピアノ指導者資格取得

書道歴=ピアノ歴…25年以上
バンド歴…15年以上

技術は古典から学ぶ一方、表現は我流。
ロゴ制作、書道作品制作共に、微細な表現を得意とし、ご依頼の要望を余すことなく反映する。
2022年からは書道パフォーマンスも始め、わずか2年で約60公演出演し、5万人に及ぶ観客の前で披露。

Biography

4歳から書道を始める

2019

個展「共に、在る。」開催(名古屋)
高野山競書大会特別賞受賞

2020

ルクセンブルク国際芸術展(Luxembourg Art Prize)2点出品

2021

IYN Art Festival in 神戸阪急(神戸阪急百貨店)7点出品

グループ展「香筆」開催(名古屋)

 三陽商会×ギャラリーIYNコラボ作品展(神戸阪急百貨店)3点出品

2022

Espace Cinko(フランス パリ)出品

Sathorn 11 art space(タイ バンコク)出品

書道パフォーマンス出演
ポートメッセなごや「クリエイターズマーケット」
東京ビッグサイト「デザインフェスタ」

2023

書道パフォーマンス出演
鶴舞公園「中部イベントサミット」
奈良東向商店街「一般社団法人Es)
ルブラ王山「公益財団法人 日本教育公務員弘済会 愛知支部」
文化フォーラム春日井「春日井市役所」
奈良県大野寺「一般社団法人Es」
奈良県室生寺「一般社団法人Es」

Yahoo!ニュース掲載

日本農業新聞掲載

公益財団法人 日本教育公務員弘済会 愛知支部 教養講座講師

書道PV撮影

その他イベント50公演以上

Story

比較され続けた10代

わたしには4歳年上の兄がいます。小さい頃からわたしは、兄の背中を追ってずっと付いて行くような女の子でした。しかし、であるがために、部活や習い事でいつも兄と比較されていました。特に通っていた学習塾では「兄貴は出来るのに、妹は出来ないのか」と何十回言われたかわかりません。(そういう厳しい塾もちらほらあった時代です)

優秀な兄は県内トップの進学高校に行っており、そこでの学校生活がとても楽しいとよく家で話を聞いていました。兄が通う高校に憧れを持ち、わたしも小学校高学年からそのスパルタ塾での指導の下、食事と睡眠以外はほぼ勉強に費やして、無事兄と同じ高校に進学することが出来ました。

しかし、「兄貴は出来るのにお前は…」「誰々は出来るのに、お前は…」と言う言葉をほぼ毎日塾で聞かされていたため、負けず嫌いな性格が出来上がると同時にすぐ人と自分を比較する癖が身に付いてしまいました。(両親は一回もわたしと兄を比較したことはありません。むしろ兄に追いつこうと必死なわたしを心配してくれていました)

ピアノに捧げた青春時代、そして挫折

わたしが高校受験、高校進学した時には、兄は日本トップクラスの大学に行っており、もう勉強では追いつけないと思ったわたしは、わたしだけ習わせてもらっていたピアノに没頭し、極めようと決めました。

もともと4歳からピアノと書道を習っており、特にピアノは自分だけの武器としてよく練習に励んでいました。「夢はピアニスト」と掲げて中学から社会人にかけてひたすら練習して、休日は朝から晩までピアノを弾いていました。

主にクラシックピアノを学んでおり、弾く曲の難易度も順調にレベルアップ出来ていたピアノでしたが、頭の中では常に「ピアニストの◯◯さんと比べたら自分なんかまだまだだ」と考えており、兄のような身近な比較対象が無くなった代わりに、とんでもないレベルの人と自分を比べるようになってしまいました。

また、自分が納得いく演奏ができていないと、観客から拍手をいただいても喜べない状態になっていました。

ピアノはその曲を弾けるようになるまで、10回弾いて出来なかったら100回、200回と果てしない反復練習をしていくのですが、ついに何回弾いても出来ない曲が登場するようになったのです。(1000回近く弾いてその先はカウントをやめました)

通常の練習期間の3倍ほどその曲に時間を費やしましたが、仕上げることが出来ず、「こんなことではピアニストになれない」と落ち込んでしまいました。見かねた先生が、わたしに自信を取り戻させるため少し難易度を下げた曲でしっかり仕上げてコンクールで披露することを勧めてくださいました。

その曲は実際わたしに合っていて、練習を繰り返した後理想通りに仕上げることが出来たのですが、次第に気持ちは「難易度を下げたんだから、この曲は完璧に引かなきゃ」「ピアニストを目指すなら、これくらい弾かなきゃ」と自分にプレッシャーをかけて追い込むようになっていきました。

案の定、コンクールでは自分へのプレッシャーによってガチガチに緊張してしまい、演奏中頭が真っ白になり、ステージ上で無音で固まってしまう事態が起きました。過度な緊張によりどこまで弾いていたのかさえわからなくなり、最初から弾き直しても真っ白になったところに差し掛かると、また先がわからなくなって指が止まってしまう。

お客さんがだんだんざわざわし始めてしまい、完全にパニックに陥ってしまいました。

時間としては、おそらく1、2分だったと思うのですが、わたしにはものすごく長く感じられて、地獄のような時間となってしまいました。結局曲の終盤のフレーズだけなんとか思い出し、弾き終えたと思うのですがよく覚えていません。

このコンクールによって完全にわたしはピアノに対する自信を失ってしまいました。難しい曲も何回弾いても出来ない。難易度を下げても自分にプレッシャーをかけてしまい、ガチガチに緊張して頭が真っ白になってしまう。人前での演奏がトラウマになり、ステージに立つと手も足も震えるようになりました。「もうピアニストにはなれない」

これが二十歳頃の出来事です。

書道を始めたきっかけ

ピアニストにはなれないだろうと感じつつ、「わたしからピアノを取ったら何も残らない」「人前で弾くことすら怖いのに、続ける意味は無いのでは」「やめたらこの20年が無駄になるのではないか」と思い、社会人になってもずるずるとピアノは続けていました。

Vision

書道文化の活性化

ピアノから書道に移行した時、周りに書道を現役でやっている人が全然いませんでした。調べてみると年々書道人口は減少しており、10年前と比較すると100万人減ったというデータも見つけました。

意を決して飛び込んだ書道の世界は、衰退の一途を辿っていました。

自分が学生時代夢中になっていた音楽は、街を歩けば誰かしらが道で演奏していて、TVやラジオ、SNSでも音楽シーンは頻繁に目にするのに、書道をやっている人は全然見かけないのです。

海外では書道は大人気で、漢字の書かれたTシャツを着ている外国人の方はよく見かけます。

音楽と書道の盛り上がりの違いにかなり驚きました。

 

「小学校の時に書写の授業でやったくらい」

「昔ちょっと習っていた」

という方がほとんどです。

このままでは書道人口の減少は進む一方です。

 

学生時代、気軽に「バンド組んでライブ出ようよ!」「あの曲やろうよ」「わたしも音楽やってみたい」と言い合っていたんです。

そんな流れを書道にも起こしたい。

 

現代の小学生や中学生が「ダンスやりたい」と言うように、

高校生や大学生が「バンドをやりたい」と言うように、

「書道やりたい」と言われる世の中にしていきたい。

学生のなりたい職業ランキングの中に「書道家」が表記されるような時代にしたい。

 

書道は世界でも大人気の日本文化のひとつです。

世界に誇れる書道文化をもっともっと、国内の人にも拡げていく必要があります。

新しい文化の構築

書道と言えばどのようなイメージを抱かれますか。

「静かにもくもくと字を書いているイメージ」

「書道展などのシーンとした会場で、額や掛軸になっている作品を粛々を鑑賞している」

このような感じでしょうか。

もちろんそういった側面もありますが、ギターやドラムの練習をする時に誰かの曲を真似て弾いてみる、これとほとんど一緒です。お手本を見ながら筆の書き方を手に馴染ませていくのです。

書道展などで会場がシーンとしているのは、作品の素晴らしさに目が釘付けになっているのです。美術館で鑑賞している時や、ライブでアーティストの歌に集中しているのと似ています。

 

長年の音楽の経験を経て書道に携わると、音楽の中には、クラシック、ジャズ、シャンソン、ロック、メタル、ヒップホップ、R&B、EDM、などたくさんのジャンルがある一方、書道の中には古典(音楽で言うところのクラシック)しか無いように感じます。

だから、書道はどこか厳粛で敷居が高く、堅いイメージを抱かれがちなのだと思います。当然、書道を学ぶ上で、古典は欠かせません。伝統的な型を学ばないと作品は「型なし」になってしまいます。一辺倒な表現しかできないのです。

とはいえ、

書道の中にストリートやポップカルチャーを構築したい。

NYの写真と筆文字の融合により、書道の柔軟性を発見。

最初の作品:摩天楼 -New York-(2019)

たくさんの人々に寄り添いたい

ピアノによるトラウマから人前が苦手だったが、書道パフォーマンスをきっかけに克服

SDGs

SDGsへの取り組み

規格外野菜から生まれた食べられる染料

一般社団法人Es(https://nakanekosensai-seds.com

有限会社山口農園(http://yamaguchi-nouen.com)  

日本緑茶株式会社(http://www.nihonryokucha.com)   

中国料理 伊万里(https://imarisotokanda.com

書道×SDGs 体験

女人高野 室生寺(http://www.murouji.or.jp

スミリンフィルケア株式会社

廃棄物から作られた和紙

愛知県立芸術大学 デザイン専攻 柴崎幸次研究室

襖紙の端材を書道紙として活用

山﨑内装工業株式会社(https://yamazaki-naisou.com

コロナ禍後不要になったアクリル板を書道作品用展示に活かす

富士電機株式会社

株式会社ダイセル

About

私のこと

Gallery

作品とパフォーマンス

Works

活動の実績と記録

Contact/Order

お問合せ・お仕事のご依頼・ご相談

Privacy Policy

個人情報の取り扱いについて

Terms Of Use

利用規約